
若手アーティスト支援プログラムVoyage2024
渋谷七奈展「光源の二輪」
2024年7月13日(土)~9月1日(日)
塩竈市杉村惇美術館 企画展示室2
開館時間:10時~17時(入館受付は16時30分まで)
塩竈市杉村惇美術館 企画展示室2
開館時間:10時~17時(入館受付は16時30分まで)
本展では、東日本大震災にまつわる自身の記憶を題材に作品を制作します。発災当時、限られた水や食料を探し求め、渋谷と母が暮らしていた多賀城から塩竈まで「生きていくこと」のためだけに夢中で自転車を走らせた、母とのかけがえのない記憶がもとになっています。本展はドローイングと絵画作品に加え、宮城・東北を題材とした詩のリサーチや歌人への取材で出会った言葉や詩の引用を行い、自身の作品と交差する表現を試みます。 時を経て渋谷の母は他界し、その時の姿が頭に鮮明にこびりついていると渋谷は言います。時に、忘れがたい過去を思い出すことや、亡き人を思うことは容易ではありません。作家自身の親密な記憶にもとづく本作に触れることが、誰もが隣り合わせで普遍的な生と死、その日々の尊い記憶の喚起と安らぎとなることを願っています。
主催:塩竈市杉村惇美術館 共催:塩竈市
助成:公益財団法人カメイ社会教育振興財団(仙台市)
後援:河北新報社 朝日新聞仙台総局 毎日新聞仙台支局 読売新聞東北総局
tbc東北放送 仙台放送 ミヤギテレビ khb東日本放送 エフエム仙台
BAYWAVE78.1FM 宮城ケーブルテレビ株式会社 仙台リビング新聞社
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宇宙のすみっこ 620x520x30 mm Acrylic paint, pencil and charcoal on canvas 2024

東に生まれて 240x330x20 mm Acrylic paint, pencil and charcoal on canvas 2024

近江瞬「飛び散れ、水たち」 左右社、2020年5月3日、p.18
《短歌、詩の引用》
1枚目:逢坂みずき「歌集 虹を見つける達人」 塔21世紀叢書第368篇、本の森、2020年7月1日、p30,p46
2枚目:宮沢賢治「春と修羅」関根書店、1924年、序p.3〜4
4枚目:近江瞬「飛び散れ、水たち」 左右社、2020年5月3日、p.18

おはよう と おやすみ 1620x1303x20 mm Acrylic paint, pencil and charcoal on canvas 2024



逢坂みずき「歌集 虹を見つける達人」 塔21世紀叢書第368篇、本の森、2020年7月1日、p57

あしあと 220x273x20 mm Acrylic paint, pencil and charcoal on canvas 2024

近江瞬「飛び散れ、水たち」 左右社、2020年5月3日、p.16

未生の夢 530x455x30 mm Acrylic paint, pencil and charcoal on canvas 2024

未生の夢 530x455x30 mm Acrylic paint, pencil and charcoal on canvas 2024


星があった 910x727x30 mm Acrylic paint, pencil and charcoal on canvas 2024

近江瞬「飛び散れ、水たち」 左右社、2020年5月3日、p.14

光源の二輪 1818x2273x30 mm Acrylic paint, pencil and charcoal on canvas 2024




<短歌・詩の引用文献>
●逢坂みずき『歌集 虹を見つける達人』塔21 世紀叢書第368 篇 , 本の森 ,2020 年7 月1 日
「金星と月の接近 しかしなほ遠 く離れて廻つてゐるよ」 p.122
「見覚えのある花柄としましまのスリッパならぶ風呂場の入 り口」 p.21
「わたしだけまだ芽が出なくて掘 り返し先生に怒られた、朝顔」 p.46
「布団から右手を伸ばして止めるから毎朝傾いてゐる目覚まし」 p.30
「東北で生まれ育ちしわたくしは新幹線を上野で降 りむ」 p.57
◯近江 瞬『飛び散れ、水たち』左右社 ,2020 年5 月3 日
「メモ帳がめくられていくもう二度と会えない言葉たちをなだめて」 p.18
「永久にかすかな姿 点滅の黄色ばかりが取 り残されて」 p.16
「開けっ放しのペットボトルを投げ渡し飛び散れたてがみのように水たち」 p.14
▲宮沢賢治『春と修羅』関根書店 ,1924 年 , 序 p.3~4